太陽に当たって育った煎茶は、体脂肪低下作用や抗酸化作用のあるカテキンの含有量が豊富です。

煎茶

 

煎茶というと耳で聞くより、お茶のパッケージ文字で見かける方が多いのではないでしょうか?

 

お茶といえば煎茶」というくらい日本茶の代表格でもあります。
緑茶全体の消費量の中で、煎茶が占める割合は6割を超えています。

 

とても身近に飲まれている煎茶ですが、知らないことがいっぱいありました。

 

 

 

煎茶の特徴

煎茶とは緑茶を栽培する時に、露天で日光に当てて育てたものを指します。
日光を遮って育てたものは煎茶に対し、玉露やかぶせ茶と呼ばれます。

 

 

日光に当てることと当てないことで何が違うのでしょう

 

カテキンとテアニンの比率
  • 日光にあてる→カテキンが多くなり渋味が増します:煎茶
  • 遮光する→カテキン量が少なくなり代わりに旨味成分のテアニンが多くなります:玉露、かぶせ茶

 

日光の遮光率と遮光期間
  • 煎茶:日光を遮ることはありません。
  • かぶせ茶:遮光率50%、遮光期間は採取前1週間ほど
  • 玉露:初期70%~採取時90%以上、遮光期間は新芽の時から採取時まで

 

遮光による風味の違い
  • 煎茶:一般的に認知されている「日本茶」の渋味とスッキリとした清涼感のある味わい
  • かぶせ茶:煎茶と玉露の中間の風味
  • 玉露:甘みと旨味が勝り渋味は少なくなり、覆い香と呼ばれる独自の芳香があります

 

 

煎茶の蒸し時間による違い

  • 短いほど:渋味が強く香りが高い澄んだ緑色
  • 長いほど:まろやかな味わいで香りは弱く濃い緑色

 

お茶の葉は摘み取るとすぐに酵素が働いて発酵が始まります。
紅茶や中国茶はその酵素発酵を進めてから茶葉を作るのですが、緑茶の場合は蒸気熱で加熱して無発酵の状態にしてから茶葉として加工します。
この製法は世界的にも珍しく日本独自の緑茶製法と言えるでしょう。

 

 

煎茶に含まれる有効成分

  • カテキン:緑茶の中でも太陽に当たって育った煎茶は、カテキンの含有量が最も多い、体脂肪低下作用や抗酸化作用、口臭や虫歯予防など
  • テアニン:アミノ酸の一種で旨味成分、カフェインの興奮作用を抑える、脳をリラックスに導く
  • カフェイン:気分をリフレッシュさせる、利尿作用、二日酔い防止
  • ビタミン類:特にビタミンCの含有率は高い
  • 各種ミネラル:生体機能に必要な必須ミネラルを補える

 

 

 

こんな人におすすめ

  • ダイエットをスムーズに進めたい

    煎茶に含まれるカテキン効果で脂肪の吸収を阻害します。ダイエット時には食事と一緒に飲むことをお勧め。

  •  

  • シミやニキビ肌に悩んでいる

    煎茶の中に含まれるビタミンCは、身体の中からコラーゲンを再生したりメラニン色素に働きかけたりなどの美肌効果があります。

  •  

  • 気分をリフレッシュしたい

    スッキリとしたカテキンの味わいやテアニンのリラックス効果が、気分をリセットするのに役立ちます。

 

 

 

長所と短所

長所は日本人には馴染み深いお茶なので誰でも飲みやすく、スーパーなどで手軽に購入できる点などでしょう。

 

短所は抽出すると酸化が早いため、淹れ置きはなるべく避けた方がいいところでしょうか。

 

煎茶の美味しい入れ方

一般的には90℃~80℃のお湯を急須に注ぎ、30秒~1分蒸らした後に湯呑に少しずつ均等に回し入れます。
しかしあるお茶農園の農家さんが「水出しにするとより美味しくなる」とメディアで発言されていたこともありますので、興味のある人はお試しください。